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奥歯のインプラント治療の注意点・費用、メリットとデメリットを解説

ドクターコラム/2017年3月27日

奥歯は食事をする上で大きな役割を果たします。
奥歯を虫歯や歯周病などで1本抜歯した場合の治療は、インプラントやブリッジが考えられます。
2本や3本失ってしまった場合にはインプラントか部分的な入れ歯という選択肢があります。それぞれの治療にどの様なメリット、デメリットがあり、費用の面はどの様になっているか比較してみました。

奥歯のインプラント

奥歯をインプラントにするにはまずレントゲンやCTなどを撮影して骨の状態を確認していきます。
インプラントは人工歯根を骨の中に入れて、それを土台にして被せ物をしていく治療なので、骨が少なくなってしまうと支えが無くなってしまってインプラントの定着が良くないですし、場合によっては治療が難しい場合もあります。

骨は歯が無い期間が長いと刺激が無く、少なくなってしまったり、歯周病がひどい事によっても減っていってしまいます。
インプラント治療を希望される際には、どの様な骨の状態か確認してから治療計画を立てる必要があります。

奥歯のインプラントの治療の際にはブリッジに比べ、一定期間治療期間が必要になってきます。
個人差はありますがインプラントの手術をして、インプラントが骨に定着するまでに3か月から6か月程度かかると言われています。

またその後も歯茎の中で定着を待っていたインプラントを切開して土台となる準備をしていったりする期間はあります。
毎週通うわけでは無く、定着を待つ間はクリーニングや状態の確認などで来院していただく程度ですが、ブリッジに比べると手術をしてインプラントを入れるので、期間は長くかかってきます。

周りの歯を削る必要はありませんし、周りに負担をかけること無く、以前使っていた歯の80パーセント程度の噛む力も回復すると言われているので、メリットは大きいですが治療期間は一定期間かかってきます。

状態によっては仮歯の状態にする事が出来ますが、治療期間中はお食事の際にも気を付けてお食事して頂いたりする必要があります。

奥歯のブリッジについて

奥歯のブリッジは、無くなってしまった歯の左右の歯を削って、橋渡しをしてあげてブリッジにします。
通常2本の歯で3本の歯を支えていくので2本の歯には負担がかかってきます。
負担がかかってくるので、歯にダメージを与えてしまうリスクは増えてしまいます。

また、2本、3本の歯が無くなってしまった場合にはブリッジに出来ない場合もありますし、負担も大きくなってくるので、ブリッジ以外の選択肢の方が良いです。

奥歯のブリッジは保険の中でも治療する事が可能です。
保険の中で治療することで費用を抑えられるという面があります。
ブリッジは最低3本分なので、奥歯の保険の治療では銀歯にする必要があります。

下の歯などでは笑った時に見えてしまって気になってしまうという事があり、保険外の治療も選択肢に入れる事で白い材料の歯で入れる事が出来ます。

歯科医院にもよっても異なりますし、材質によっても異なりますが1本8万円から12万円程度の所が多いので、3本分だとその三倍の金額はかかってきます。

見た目には自然ですし、固定式のものなので、食事する際には大きな変化も少なく使用できると言われています。

またブリッジにする際にも左右の歯が歯周病などでグラグラしてしまったりしてしまうと支える力が不十分で治療する事が出来ない場合もありますので、注意が必要です。

奥歯の入れ歯について

奥歯の入れ歯は歯を数本失った場合でも、歯の状態や骨がどの様な状態でも作る事が出来るというメリットがあります。
ブリッジやインプラントとの大きな違いは取り外し式か固定式という事です。固定式の物に比べて安定感はやはり劣ってきてしまいます。
また、奥歯の入れ歯では食事をする際に噛む事に使用する事が多いので、食事の際に間に食べ物が挟まりやすかったり、硬い物を噛む事で歯茎に傷がついてしまう事もあります。

調整をしてあげる事で改善する事もありますので、歯科医院で状態を確認させて頂く事で食事しやすい環境に近くするは出来ますが、入れ歯が出来てすぐにスムーズに安定させる事が出来ない場合もあります。

また部分的な入れ歯については固定させる為にばねをかける必要があります。
入れ歯は保険で作る事ができますが、ばねが見えてしまって存在感があると感じる方も少なくありません。

審美性の面から気になってしまう場合にはインプラントは差し歯の被せ物とほとんど変わらず使用する事が出来るのでお薦めです。

奥歯は食事をする為に大きな役割を果たし、食事を快適にしっかりと噛んで食べる事で全身の健康状態にも関わってくると言われています。
また審美性に関しても、お口はお話する場面でもストレスになってしまうと負担になってしまうので、ご自身の希望がどのようなもので費用はどの位が希望かによってどの様な治療をしていくか相談していくと満足度の高い治療を受ける事が出来ます。

前歯のインプラントは難しい?注意点・費用、メリットとデメリットを解説

ドクターコラム/2017年3月23日

交通事故や虫歯などが原因で抜歯して、前歯が無くなってしまった際にはいくつかの治療の選択肢があります。
保険の治療では、左右の歯を削ってブリッジにする方法や部分的な入れ歯を選択する事が出来ます。
保険外の治療では人工歯根を埋め込んで、それを土台にするインプラント治療があります。
それぞれどの様なメリット、デメリットがあり、費用や注意点はどの様な事があるかまとめてみました。

前歯のインプラントについて

インプラント治療は歯が無くなってしまった所の人工歯根を埋め込んで、それを土台にしてその上に差し歯を被せていく治療です。
保険外の治療なので、費用は歯科医院によっても異なりますが、保険の治療で出来るブリッジや入れ歯に比べると高額になります。

また周りの歯を削る事無く、その部分の治療をするだけで歯を補う事が出来ます。
また入れ歯では周りの歯にばねをかけて固定するので、ばねが見えてしまって入れ歯をしているという事を周囲の人に知られてしまう事も少なくありませんがインプラント治療では、レントゲンなどで確認しないと差し歯を見た目はほとんど変わらないというメリットもあります。

また保険外の治療では素材を色々な素材から選択する事が出来るので、セラミックの素材から選択する事が出来ます。
保険の差し歯では長期間使用していると、徐々に水分を含んでしまって、変色して黄ばんで見えてしまう事があります。

セラミックの差し歯は変色はほとんど無いと言われているので、特に前歯などでは普段周りの人から見える部分では満足度が高いと言われています。

審美的な見た目の満足度が高いと言われていますが、将来的に歯茎が下がってしまった際に土台の部分が見えて来てしまう事があります。
その際には歯茎の境目が黒ずんで見えてしまう事がありますので、その点は注意が必要です。

ただ、インプラントでは、一定期間治療期間がかかってくるという点があります。
最初にインプラント体を入れてから骨に定着するまでに個人差はありますが3か月~6か月の期間が必要になってきます。

その期間毎週通わなければならないという事はありませんが、インプラントは汚れが良くないで、しっかりとケアをする為にクリーングで来院して頂いたり、状態を確認する為に数回来院してもらう必要はあります。

その後は定着を待って、歯肉の中に埋まっているインプラントを切開して土台を立てていく型取りをしたり、歯肉の状態が落ち着くまで待たなければならない場合にはその期間も必要になってきます。

その後に歯を作いくので、期間は少しかかってしまう点があります。
しっかりと噛む事が出来るので、満足度の高い治療ですが、治療期間は予め確認しておくと安心です。

また、インプラントは人工歯根を骨に埋め込んでいく治療なので、支えとなる骨が少なくなってしまうと治療自体が難しくなってしまいます。

骨造成などもする事が出来ますが、その場合にはさらに時間がかかりますし、ある程度限界もあります。
歯が無い状態が長期間続いてしまうと骨が少なくなってしまう原因になってしまうので、歯が無くなった際には早めの治療が大切です。

ブリッジと入れ歯について

保険の中で治療する事がブリッジと入れ歯は出来ます。
ブリッジは左右の歯を削って橋渡しをしてつなげてあげる治療になります。
固定式の物で使用する事が出来ますが、通常3本で支える所を2本で支えるので両隣の歯に負担がかかってきてしまいます。
将来的に負担がかかってしまった歯がダメになってしまう可能性があり、寿命が短くなってしまう事があります。
また、両隣の歯が被せ物になっていなく健康な歯の場合でも削らなければなないという事があります。
保険で治療する事が出来るので費用は比較的安く済むメリットはあります。

入れ歯の場合には大きく左右の歯を削るという事がありませんが、取り外し式の為、固定する為にばねをかける事が必要です。
ばねが見えてしまって気になってしまう事や取り外し式の入れ歯に抵抗感がある患者様も少なくありません。

また、固定式の物に比べると安定感が少し劣ってきてしまいます。
調整をする事で改善はしていくのですが、強く当たってしまって歯茎に痛みが出てしまったり以前より食事をしにくいという点があります。

また、歯茎を休める為に就寝の際には外して洗浄して寝るので旅行などに行った際に周囲の人に見られてしまう事でコンプレックスになってしまう事などがあります。

保険の中で治療すれが比較的安い金額で治療する事が出来ますし、保険外の材料の物を選ぶとばねも金属のものではない入れ歯を選択する事ができるので審美的には好評です。

インプラントや入れ歯、ブリッジにはそれぞれメリット、デメリットがあります。
患者様自身がどの様なお口の状態で、どの様な治療を希望しているかによってもお薦めする治療が変わってくるので、1度相談していただくとよりご希望の治療を提案させて頂きます。

インプラント1回法・2回法のそれぞれの違いを解説

ドクターコラム/2017年3月20日

インプラントの手術の方法には1回法と2回法の2つがあります。
患者様の状態によってどちらが良いか選択していくのですが、それぞれの違いはどの様な所にあるのでしょうか?
インプラントの外科手術の歯肉の切開を1回で行うか2回かの違いがあります。
1度で済むのであれば1回法が良い様な気がしますが、それぞれに特徴があります。
2つの違いをまとめて比較してみました。

インプラント1回法について

インプラントの1回法は、インプラント手術を行った際にインプラントの一部を歯肉の上に出しておき、骨との定着期間を待ったのち、上に歯を作っていくという方法です。

1回法のメリット

メリットとしては歯肉を切開する必要が無いので、患者様の負担が少ないという事です。

ただ、骨が十分にあって定着の状態が良い事が条件になってくるので、どの患者様も可能な方法というわけではありません。
2回法に比べて、歯肉の中で定着を待つ事によって食事などをした際に汚れが付いたりする事が無く、感染のリスクが多少あると言われていましたが近年ではインプラントの定着に大きな差が無くなって来ていると言われているので、心配が少なくなっていると言われています。

その他では、GBRなどの骨再生をする際には2回法に比べると少しリスクが高いと言われているので、患者様の骨の状態などを確認して決めていきます。

GBR法についてはこちら

1回法で使用するインプラントにも種類があり、アバットメントと呼ばれるインプラントと歯を固定する為の支台が一体型のものと、インプラントと支台が別々になっているものがあります。
一体型だと強度に優れている点やインプラントに直接人工歯をセットするので、手術の時間を短縮する事が出来るなどのメリットがあります。

1回法のデメリット

デメリットとしては、人工歯の形態を取り換える事が出来ないという事があります。
インプラントと支台が別々の物に関しては、清掃性が高い事があげられます。
デメリットとしては、粘膜が厚いケースであったり、審美性を重視する場合には2回法の方が良い場合もあります。

インプラントの2回法について

2回法の特徴としては、インプラントを骨に埋め込んで定着するまでの間、歯茎の中で待つ事です。

感染のリスクはより少ないと言われていますし、骨が少ない場合にも適応する事が出来るので、インプラントの治療をする患者様のほとんどに治療する事が出来ます。
また感染のリスクが大きい口腔内の患者様では1回法より、2回法の方が適していると言われているので、その辺の判断もしながら決めていく事もあります。

インプラントも患者様の歯と同じで歯肉の周りに歯石や細菌が付いてしまうと歯周病の状態になってしまってインプラントの持ちが悪くなってしまったり、ひどい場合にはご自身の歯を同様にグラグラしてしまう原因にもなってしまいます。
自宅でのプラークコントロールもとても大切なので、インプラント治療する前にクリーニングや自宅でケアをしっかり行う事が出来る様にブラッシングの仕方なども行っていきます。

2回法のメリット

1回法は工程も2回法に比べて少ないですし、部品も少ないという点から費用を抑える事が出来るという点があります。
また、歯肉を切開する必要が無いので患者様の負担も少なくて済みます。

2回法のデメリット

人工歯や仮歯が入るまでの期間が1回法に比べて長くなってしまうという点もあります。

どちらが適しているかは患者様次第

インプラントの術式は患者様の骨の状態や口腔内の状態によってドクターが判断して決めていきます。
どの治療にもメリットデメリットがありますが、インプラントは外科手術なので、治療計画の際に気になった事などは確認しておくと、ご自身にしっかりと合った治療を選択する事が出来ますし、満足度も高くなってきます。

インプラント治療は保険外の治療なので、その歯科医院によっても、メーカーが違ったり、使っているシステムが違う場合があります。

その歯科医院に通っている間は対応する事が出来ても、転居しなければならない場合や歯科医院に通う事が難しくなってしまって、転院しなければならない場合など、一般的の普及しているインプラントかどうかを確認しておくと安心です。

またインプラントのメーカーが違う場合にはパーツや器具が合わない場合もあるので、中を確認したい場合でも難しくなってしまう事があります。
インプラント治療をする際には自分がどのメーカーのインプラントか把握しておく事も大切です。

治療に関してもどの様な治療なのか分かっておくだけで不安感は大分解消されます。

インプラントは手術をして終わりという事は無く、定期的に検診をして、噛み合わせに問題が無いかや、汚れに弱い面があるので、しっかりとしたクリーニングをする事も大切です。定期的に確認する事で口腔内の環境も良い状態が保てますし、何か不具合があった場合にも小さなうちに解決する事が出来るので、メインナンスはとても重要です。

医療費をローンなど分割で支払っても、医療費控除は適応出来る?

ドクターコラム/2017年3月16日

インプラントや矯正治療、セラミックの治療などでは、保険外の治療なので、医療費をローンで支払う事が可能な歯科医院も増えてきました。
医療費が高額になった場合には、年間所得によって医療費控除をする事が出来ます。
医療費をローンで支払った場合には医療費控除が適応する事が出来るのか、そしてどの様な手続きになるのかまとめてみました。

医療費控除とは

医療費控除とは1月1日から12月31日までの1年間で年間の世帯支払額が10万円を超えた場合と年収200万円未満の方は所得に対して5パーセントの医療費を支払った場合に税務署で申告して、収めた税金の1部が還付される制度です。
その年に申告をし忘れてしまっても、5年前までさかのぼって申告する事が出来るので、医療費の領収書は保管しておくと良いです。
医療費控除の対象には医療用のローンを利用した場合でも対象になります。
歯科のローンの場合には、信販会社が立て替えた金額がその年の医療費控除の対象となってきます。
その場合の申請書類としてはまだ領収書が無い場合があるので、医療費控除を申請する際の書類として契約書の写しを添付して申告する必要があります。

医療費控除の対象

医療費控除の対象となる治療は色々なものがあります。
保険内の治療が医療費控除の対象と思われがちですが、保険外のインプラントやセラミック、入れ歯なども対象になってきます。
矯正治療に関しては、噛み合わせに問題がある場合と診断された時にのみ適応が可能ですが、歯科医師の診断書があれば医療費控除の対象になってきます。
また、歯科医院に通う際の交通費(バスや公共交通)も含まれますし、通院が困難な場合には、タクシーの領収書も対象になります。
公共交通期間は領収所が無い場合もあるので、乗車区間と日付のメモでも認められます。
また保険治療の際の虫歯治療、歯周病の治療、親知らずの治療などももちろん対象になってきます。

医療費控除のメリット

医療費控除のメリットとしては、まず還付金が返ってきます。
還付金額は年収別に税率が決まってくるので、その家庭によって違いますが、200万円以上の世帯年収の場合には、例えば50万円医療費がかかった場合には、翌年の住民税が40万円控除されます。
その他に還付金は40万円×5パーセントから33パーセントの税率で計算された金額が返還されます。
医療費控除を申請してから約1か月程度で還付金が返還されます。
医療費控除をすると還付金が返ってくる事以外に、その他に翌年の住民税に影響がある場合があるので、医療費控除は申告した方がお得です。

医療費控除の手続きについて

医療費控除には必要な書類があるので、予め知っていた方が医療費控除の申請をしやすいです。

・医療費の領収書

・診断書

・医療ローンの契約書の写し、信販会社の領収書(医療用のローンの方のみ)

・源泉徴収票(会社員の方)

・印鑑(税務署で行う方)

・確定申告書

が必要になってきます。

また申告する方法はe‐Taxや住民票の税務署、郵送の場合には住民票のある税務署宛てに郵送で申告する事も可能です。

申請時期は毎年2月16日から3月15日の確定申告の時期に決まっています。
1か月の申請期間がありますが、予め高額になりそうであれば準備をしておくとスムーズに申告する事が出来て良いです。
また、申告の時期に間に合わなくなってしまってもさかのぼって5年まで申告する事は可能です。

医療費控除のポイント

単身赴任などで住まいが違っている場合でも生計が一緒であれば医療費控除の対象になってきます。
また共働きなどで扶養の範囲から外れていても、医療費控除の対象になるので、しっかりと領収書を保管しておくと良いです。
還付金は年収別なので、年収が高いほど還元率が高くなっています。
歯科の領収書だけでは無く、交通機関などの交通費も申告出来るので、日付や区間などは時間が経ってしまうと忘れてしまって申告しないでしまう事もあるので、家計簿やノートなどに医療費控除用にまとめておくと、申告の時に分かりやすいです。

インプラントを数多く扱っている歯科医院や矯正の歯科医院では医療費控除の事を相談すると教えてくれる所もあるので、治療計画を立てる際などに医療費控除の事を確認しておくと安心です。

保険外の治療によってインプラントやセラミック、色々な材質の入れ歯など選択肢も沢山増え
てきました。医療用ローンも使用する事が出来るので、出来るだけ患者様の希望の治療を選択出来る様に歯科医院も色々相談に乗ってくれる様になっています。
保険外の治療が高いからあきらめてしまうと考える前にどの様な方法があるか確認して検討してみると満足度の高い治療を受ける事が出来ます。
またお口の環境は食事の際やお話をする際の審美性、毎日の事で長く付き合っていく事になるので、長い目で見てどの様な治療が良いのか選択してあげるとストレスの少ない口腔内の環境を整えてあげる事が出来ます。

All on 4(オールオン4)と総入れ歯を徹底比較

ドクターコラム/2017年3月13日

最近ではインプラント治療を行っている歯科医院も増えてきました。
歯が複数本無くなってしまうと入れ歯にするしか無かった選択肢が増えてきています。
そんな中でインプラント治療の中でオールオン4と呼ばれる方法と総入れ歯ではどのように違いがあるのか比較してみました。

オールオン4とは

オールオン4とはインプラントの方法のひとつです。

通常インプラントは全く歯が無い状態では、14本の歯を入れるのに対して10本から14本のインプラントを入れてその上に歯を作っていくという方法が多く用いられてきました。
オールオン4とは10本から12本の歯を4本のインプラントで支えて固定式の歯を上に被せていく治療法です。

オールオン4のメリット

アメリカなどで普及してきた方法ですが、インプラントの角度や骨の量によって手術が難しかったり、技術が必要になってきますが、1本に対して1本埋め込むのは、本数が多い事で治療費が高額になってしまうのですが、インプラントの本数を抑える事で費用の負担を減らす事が出来ます。

また手術後に仮歯を装着して使用する事を基本としているので、見た目に対するストレスは少ないと言われています。

デメリット

どんな治療にもメリットデメリットがありますがオールオン4にもデメリットがあります。
まず治療をする為には骨の量が一定量必要という事です。

インプラント治療は人工歯根を骨に中に埋め込んでそれを土台として歯を被せていく治療です。
骨の量がしっかりとあればあるほど、安定感が増します。

逆に骨が少ないと安定感が少なくなってしまうので、定着が良くないという面があります。ある程度骨を移植したり造成したりする事もできますが、限界もあります。
長い期間歯が無いまま過ごしてしまうと骨に対する刺激が少なくなってしまって骨が減少する原因になってしまいます。
また、歯周病の原因である歯石が長期間付着している事が原因で骨が減ってしまう原因にもなってしまいます。

歯が無くなった際には早めに治療してあげる事が選択肢を狭めない事にもなります。

費用について

またオールオン4は保険外のインプラント治療なので、通常の1本に対して1本埋め込むインプラントに比べると費用を抑えられるという面はありますが、やはり費用はかかってきます。

また、インプラント治療は外科手術になるので、術後少し腫れや痛みが出る事はありますがあまり長く痛みが続く場合には早めに受診する事が望ましいです。
インプラント手術の失敗によってしびれがでてしまうなどという事はゼロではありません。

価格も大切ですが、しっかりと設備が整っていて経験がある先生の所で治療すると安心感があります。

総入れ歯とオールオン4の比較

 

総入れ歯のメリットの大きい部分は保険の中で治療をする事が出来るので費用を抑えられるという事です。
また骨の量に関係なく、治療をする事が出来るので、どの患者様でも治療をする事が出来ます。

総入れ歯にもデメリットがあります。
固定式では無く取り外し式なので、安定感はオールオン4に比べると劣ってしまいます。
入れ歯も調整する事で患者様のお口の中に合う様にしていきますが、硬い物を噛んだり、汚れが挟まったりする事で歯茎が腫れてきてしまったり、痛みが出てきてしまう事があります。

歯茎に傷みがあると入れ歯が当たってしまって食事する際にも大きなストレスです。
オールオン4は固定式なので、噛む力もかなり回復する事ができます。

また入れ歯は安定感が少し欠けてしまう点があるので、食事の際に浮いてしまったり、話している際に動いてしまったりする事で周囲の人に気が付かれてしまう事がストレスになってしまう事があります。

オールオン4は固定式なので、通常の差し歯と同じ様な感覚で過ごす事が出来ますし、保険外の治療なので、セラミックを選択する事も出来るので、色や形などもデザインする事が出来ます。
入れ歯では上唇にしわがよってしまうなど老けた印象になってしまう事もありますが、オールオン4ではそのような事はありません。

またオールオン4は骨にインプラントを埋め込んでいるので、骨に刺激がありますが、入れ歯は骨自体には刺激が少なくなってしまうので骨が痩せてしまう原因になってしまいます。

また入れ歯では食事で柔らかい物ばかり食べてしまうと脳への刺激が少なくなってしまうので、認知症のリスクが高くなってしまうなどのデメリットがあります。

お口の中の健康は全身状態にも関係してきます。
どの様な治療を選択するかは患者様のお口の状態や希望によっても異なってきます。

治療にはメリットデメリットがあるので、比較をした上で納得して治療すると満足度の高い治療を受ける事が出来ます。
気になっている治療がある場合には歯科医院で相談してみると疑問を解決する事が出来ます。

歯科の治療は保険外の治療も普及して色々な選択肢が出てきました。
1人1人のオーダーメイドの治療を受ける為にしっかりと治療計画や相談を出来ると安心です。

インプラントの手術ってどんなことをするの?

ドクターコラム/2017年1月17日

インプラント治療は現在、もっとも安定性の高い義歯治療として世界中で広く行われている優れた治療法の一つです。
しかし、インプラント治療は手術という外科的な処置を伴う治療法である為、どうしてもインプラント治療を敬遠してしまう患者様がいるのもまた事実です。

そこで今回は、「インプラント手術ってどんな事をするの?」について詳しく解説させていただきます。

インプラント治療の流れについて ①-治療前の審査・診断と前準備-

1-1.インプラント治療では歯科医師と患者様とのカウンセリングをまず最初に行います

インプラント治療を希望される患者様が歯科医院に来院した場合には、まず最初にこれまでの虫歯治療や歯周病治療の有無、糖尿病や心臓、脳の血管系の疾患があるかどうか、また喫煙習慣があるかなどを詳しく問診票に記入していただきます。

その後、インプラント手術を担当する歯科医師により患者様とのカウンセリングに入らせていただき、患者様が希望するインプラント器具の種類をお尋ねしたり、ご希望の治療法についてお選びいただくなど、出来る限り患者様のご希望をインプラント治療に反映させる為のヒアリングを同時に行います。

1-2.歯科用レントゲンやCTを使いお口の中の状態を撮影します

歯科医師とのカウンセリングで患者様がインプラント治療を受ける事となった場合には、次に歯科用レントゲンや3D撮影が可能なCTを使って治療を受ける患者様のお口の中の状態を確認します。
インプラント治療で歯科用レントゲンやCTを使って患者様のお口の中を撮影する理由は、インプラント治療ではドリルを使ってインプラント治療を受ける患者様のあごの骨にインプラント体であるフィクスチャーを埋め込む為の穴を開ける必要があり、その際に患者様のあごの骨の厚みや高さがインプラント体を埋め込むのに必要な骨の厚みや高さが得られるかどうかを、事前に歯科用レントゲンやCTなどの撮影機器を使って撮影し確認しておく為です。

また、インプラント治療ではドリルを使って下あごの奥歯部分にインプラント体を埋め込む際に下あごの奥にあるオトガイ孔などの下顎神経が集中している箇所を傷つけてしまうおそれがある為、歯科用レントゲンやCTで患者様の神経経路を把握しておく事も手術前に事前撮影を行う理由となっています。

インプラント治療の流れについて ②-一次手術からメンテナンスまで-

2-1.インプラント体を埋め込む一次手術を行います

インプラント治療前の審査と診断、前準備がすべて整った後には、実際のインプラント体を埋め込む一次手術を行います。
一次手術ではまずインプラント治療を受ける患者様に麻酔を施した後、歯肉(歯茎)を切開してインプラント体であるフィクスチャーをあごの骨に直接埋め込みます。
インプラント体を埋め込んだ後は切開した歯肉を縫合して縫い合わせ、一次手術は終了となります。

2-2.治癒期間を設定します

インプラント体を埋め込む一次手術が終了した後は、あごの骨の中に埋め込んだインプラント体が患者様のあごの骨としっかりと結合する為の治癒期間を設けます。
埋め込んだインプラント体があごの骨と結合する期間は患者様のあごの骨の厚みや回復度合いの違いによって異なりますが、おおむね「3ヶ月間~6ヶ月間」の期間がインプラントがあごの骨と結合されるまでにかかる治癒期間として設定されます。
なお、治癒期間中にはインプラント手術を行った隣の歯を利用して仮歯を入れますので、治癒期間中でも歯が抜けて見えたり食べ物が噛めなかったりという事はありませんのでご安心ください。

2-3.埋め込んだインプラント体にアバットメントと上部構造となる歯を装着します

3ヶ月間から6ヶ月間の治癒期間を経て、患者様のあごの骨に埋め込んだインプラント体がしっかりと骨と結合している事が確認出来た場合には、二次手術を行います。
二次手術では歯肉を切開して埋め込んだインプラント体の頭部分を露出させ、アバットメントと呼ばれる部品をインプラント体に装着します。
アバットメントを装着した後は、歯の部分にあたる上部構造を埋め込んだアバットメントやお口の形状に合う形で作成し、上部構造をアバットメントに装着してインプラント手術は完了となります。

2-4.インプラント治療後も半年~1年に1回程度の頻度でメンテナンスを実施します

インプラントを埋め込んだ後には、治療後半年から1年に1回の頻度で通院していただき、インプラントのメンテナンスを実施します。
インプラントのメンテナンスはインプラント体を埋め込んだ周辺の歯肉が炎症を起こすインプラント周囲炎などの症状を防ぐ為には、もっとも重要となる項目でもあります。

あごの骨の厚みや高さが足りない場合には骨造成を行います

3-1.あごの骨の厚みや高さを増やす骨造成法とは

インプラント治療前のレントゲンやCTを使った撮影で患者様のあごの骨の高さや厚みがインプラント体を埋め込むのに必要な基準を満たしていない場合には、あごの骨の高さや厚みを増やす「サイナスリフト」や「ソケットリフト」、「GBR法」などの骨造成法をインプラント手術の一次手術を行う前に実施するケースもあります。

前準備から手術、メンテナンスまでを手厚くサポートします

今回は「インプラント手術ってどんな事をするの?」という質問にお答えをさせていただきました。

インプラント手術はインプラントを埋め込んで「はい終わり」という性質の手術ではなく、インプラント治療を受ける患者様のお口の状態を調べる前準備や審査、カウンセリングから、実際にインプラント体を埋め込むインプラント手術、そして手術後のメンテナンスまでが揃って初めてインプラント治療を受けた事となります。

この為、当院では患者様のそれぞれのお口の状態に合わせたオーダーメイド治療を心がけ、最後まで快適に治療を受けていただくように日々努めております。
「インプラント治療は痛い」「成功しないかも」といったインプラント治療に対する不安をお持ちの場合は、ぜひ一度当院にお越しいただき、インプラント治療についての説明を受けていただく事をおすすめします。

インプラントのメンテナンスは大事なのか?

ドクターコラム/2016年12月15日

インプラント治療は、患者様のあごの骨に人工歯根となるインプラント体を埋め込んで固定させる義歯治療の為、「インプラントを埋めたら後は何もしなくていい」と考えがちなのですが、実はインプラントは「埋め込んだら終わり」ではありません。

インプラント治療はむしろ、「インプラントを埋め入れてからが始まり」とも表現されるほど、治療後のメンテンナンスが必要不可欠となってきます。

インプラントのメンテナンスが大事な理由

1-1.治療後のメンテナンスを怠ると歯周病リスクが高まってしまいます

インプラント治療を受けた患者様の中には「インプラントは虫歯にならないから、もうこれで歯医者さんには通わなくて済みますよね」と大きな勘違いをしてしまっている方も多いのですが、これはまったくの誤りです。

確かに、インプラントは人工の歯根にアバットメントや人工歯である上部構造を連結させた人工物になりますのでインプラント自体が虫歯になる事はありません。

しかし、インプラントは天然の歯よりもプラーク(歯垢)がたまりやすいという性質があり、インプラントにしたからといって歯磨きをきちんとせずにいるとたちまちインプラントを埋め入れた場所にはプラークや歯石が増えてしまいます。

プラークや歯石がインプラントに付着しても虫歯にはならないのですが、それらの細菌の塊が長時間インプラントの周囲に付着し続ける事で「歯周病のリスク」が高まってしまうのです。
インプラント治療後にインプラントそのものが抜け落ちる事例においては、この「治療後にかかる歯周病」がトップの原因となっています。
この為、インプラントは埋め入れた後の定期的なメンテナンスが非常に大切な項目となります。

1-2.メンテナンスを怠ると「インプラント周囲炎」を引き起こす事も

インプラント手術でインプラントをあごの骨に埋め入れた後にメンテナンスを怠ってしまうと、「インプラント周囲粘膜炎」や「インプラント周囲炎」といった、歯周病と同様の症状が埋め入れたインプラントの周辺に発生する事があります。

インプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎は一見すると歯周病の症状に似ているようにも見えますが、インプラント周囲炎と歯周病には歯周病が患部に痛みが生じやすいという特徴があるのに対して、インプラント周囲炎は痛みを感じにくく気がついた時には歯茎がやせてしまっていたり、ひどい時には突然インプラントが脱落するなどの重篤な症状を引き起こす事もあります。

1-3.歯周病とインプラント周囲炎の違い

歯周病もインプラント周囲炎も同じ歯周病菌が起こす病気である点においては違いはありません。
しかし、この2つの病気にはさまざまな症状の違いが存在しています。

歯周病は天然の歯でもインプラントにも起こりうる症状であり痛みを感じやすいという特徴がありますが、インプラント周囲炎はさほど痛みを感じないケースも多いです。
また、歯周病は歯茎の腫れが顕著に現われる事が多いのに対し、インプラント周囲炎では歯茎はあまり腫れないケースもあり判断が難しいのが特徴です。

さらには、歯周病が主に歯茎を中心にして炎症が発生し、あごの骨には徐々に歯周病菌が侵食していくのに対してインプラント周囲炎では歯茎のほかにインプラントを支えているあごの骨に比較的短い期間で歯周病菌が到達して早いスピード(1年あたり平均で1mmから2mmの骨が失われてゆきます)であごの骨が失われていく為、インプラント周囲炎を放置してしまい気がついたらインプラントがぐらぐらになり脱落していた、というケースも少なくありません。

インプラントのメンテナンス方法について

2-1.基本はご自身で行うセルフケア、そして歯科医師や歯科衛生士によるプロケアを組み合わせてメンテナンスを行っていきます

手術を受けてインプラントを埋め入れた後には歯周病やインプラント周囲炎といった症状を予防する為、天然の歯と同じように毎日のブラッシングが最重要項目となります。
インプラントのメンテナンスは基本のケアとして患者様がご自身で出来る毎日のブラッシングによるプラークコントロールを中心に、インプラントを埋め入れた歯科医院で理想としては「3ヶ月に1度」、最低でも一年に2回から3回のペースで歯科医師や歯科衛生士によるメンテナンスを受けていただく事をおすすめします。
プラークコントロールの方法は通常の歯磨きとさほど変わりませんが、通常の歯磨きで採り入れられているバス法(歯ブラシを横に当ててゴシゴシと歯と歯茎の境目を磨く方法)でインプラントや歯茎との境目を磨いてしまうと歯茎が退縮してしまうおそれがありますので、歯科医師や歯科衛生士にしっかりとしたインプラントのブラッシング方法を教えてもらうのがベストです。


毎日のケアを欠かさずに行いましょう

今回は「インプラントのメンテナンスの重要性」についてお話をさせていただきました。

インプラントはメンテナンスをきちんと行う事で、埋め入れたインプラントを一生の間、問題なく使う事も可能です。
逆に、インプラント治療後にケアを怠ってしまうとせっかく埋め入れたインプラントも半年も持たずに抜け落ちてしまう事もあります。
ご自身で出来る毎日の歯磨き、そして歯科医師や歯科衛生士によるプロケアのメンテナンスを怠らず、インプラントを長持ちさせる事を心がけましょう。

インプラント治療 VS ブリッジ・入れ歯を徹底比較

ドクターコラム/2016年12月11日

歯周病や虫歯、不慮の事故が原因で歯を失ってしまった場合には、インプラント治療に加えて部分入れ歯であるブリッジや総入れ歯を使用した従来の義歯治療を行う事が出来ます。
これら2種類の義歯治療であるインプラント治療とブリッジ・入れ歯治療はどちらも人気がある治療方法ですが、インプラント治療、ブリッジ・入れ歯治療にはそれぞれの治療ごとにメリットとデメリットが存在しています。

そこで今回は、人気のインプラント治療と従来からある義歯治療のブリッジ・入れ歯治療を徹底比較。
「いったいどっちの治療を行えば良いの?」とお悩みの患者様の疑問に詳しくお答えをさせていただきます。

インプラント治療とブリッジ・入れ歯治療の違いとは?

1-1.インプラント治療は人工の歯根を固定します

失われた歯の機能と見た目を取り戻す、という点においてはインプラント治療とブリッジ・入れ歯治療とでは大きな違いはありません。
しかし、フィクスチャーと呼ばれるインプラント体をインプラント手術を受ける患者様のあごの骨に直に埋め込んで治療を行うインプラント治療は、あごの骨の歯槽骨とインプラント体が直接結合して結びつく為人工歯根が出来上がる事から、従来のブリッジ・入れ歯治療よりも強固な安定性を保つ義歯を手に入れる事が出来ます。

1-2.ブリッジ・入れ歯治療は安定性に欠けてしまいます

一方、従来の義歯治療となるブリッジ・入れ歯治療においては、部分入れ歯であるブリッジを患者様に装着する際には失われた歯の両隣にある天然の健康な歯を少しだけ削って天然の歯を支柱として文字通り「橋のようにして」ブリッジを渡して義歯を支えるほか、総入れ歯を義歯として使う場合には基本的に歯茎や上あご、下あごといったお口の中の粘膜部分のみで総入れ歯を支える形となり、ブリッジが外れてしまったり総入れ歯がズレてしまうケースも多く、どちらも人工の歯根をあごの骨に直接結合させて固定するインプラント治療よりも義歯の安定性にかける、というデメリットがあります。

インプラント手術は外科的処置が必要

2-1.インプラント治療では外科的な処置が必要です

人工歯根であるインプラント体を治療を受ける患者様のあごの骨に直接埋め込むインプラント治療は優れた義歯治療の一つですが、インプラント治療においてはその治療の性質上どうしても治療を受ける患者様の歯肉である歯茎の切開やあごの骨へのインプラント体の埋め込みなど、外科的な処置が必要となります。

2-2.ブリッジ・入れ歯治療は外科的処置が不要となります

これに対して、従来の義歯治療であるブリッジ・入れ歯治療はインプラント治療のような外科的処置は一切必要とせず、ブリッジ治療をする場合でも天然の歯を削るだけで義歯を装着する事が出来る上、総入れ歯を装着する場合には歯茎やあごの粘膜の部分で入れ歯を支える為、治療中に痛みが発生しない、というメリットがあります。

2-3.インプラント治療で痛みを感じる事はまずありません

もちろん、インプラント治療では麻酔を患者様にしっかりと行った上で手術を行いますので治療中に痛みを感じる事はまずありませんが、患者様によっては「インプラント治療では手術が必要」という点が精神的な負担となってしまうケースもあります。
また、インプラント治療においては手術を受ける患者様に「静脈内鎮静法」という麻酔法を使って意識を半喪失させ、まるで夢の中にいるような、酔っ払っているような感覚で手術を受ける事が出来る方法もありますので、現在はインプラント手術に対する恐怖心を抱かれる患者様は少なくなってきています。

費用の違い

3-1.インプラント治療は費用が比較的高額になります

保険適用で治療が可能なブリッジ・入れ歯治療と比べると、保険が利かず自由診療となるインプラント治療は治療にかかる費用がインプラント1本あたり平均で30万円前後など、比較的高額な治療費用となるデメリットがあります。

→当院では、診断・素材・治療全て込みで1本あたり20万円という明確な料金体系にしています。
http://kodokai-implant.com/expense/

3-2.ブリッジ・入れ歯治療では保険診療が可能です

保険が適用され保険診療が可能なブリッジ・入れ歯治療では、ブリッジ治療が保険適用の場合で1本あたりの治療費がおおよそ1万円強~4万円弱程度、総入れ歯治療がおおよそ1万円強の費用で治療が可能となります。
ただし、これは保険が適用された場合の費用であり、保険外の自由診療で治療を行った場合には、ブリッジ治療が約15万円~45万円程度、総入れ歯治療にいたっては30万円から60万円もしくはそれ以上など、高額な治療費用が必要となるケースもあります。

ご自分に合った治療を行う事をおすすめします

インプラント治療は人工の歯根をあごの骨に直接埋め込む為、非常に安定性の高い治療法となります。
特に、「食べ物をおいしく食べたい」とご希望の患者様には安定性の高いインプラント治療が人気となっています。
インプラント治療やブリッジ・入れ歯治療にはそれぞれの治療におけるメリットやデメリットが存在しています。
歯を失ってしまった場合には、いったいどのような治療法が自分自身に合っているのかを歯科医師に相談し、なおかつ双方の治療をご自分で十分に比較して検討した上で治療を行う事をおすすめします。

インプラントの平均寿命と保証。ダメになる主な原因は◯◯?

ドクターコラム/2016年12月7日

インプラント治療は寿命が長い義歯治療として、現在は世界中でインプラント手術を行い、長持ちするインプラントを手に入れる患者様が増えてきています。

インプラントは定期的なメンテナンスを適切に行ってゆけば、埋め入れたインプラントそのものを長持ちさせるのはもちろんの事、残っている健康な歯の寿命を延ばす事が出来るというメリットがあります。
インプラントはほかの部分入れ歯やブリッジなどの義歯治療と比べると比較的費用が高額になる為、「インプラントは高い」というイメージを持たれている方が多いのですが、適切なメンテナンスさえ行っていれば、インプラント治療は入れ歯やブリッジよりも長持ちさせる事が出来ます。

インプラント治療は、「残っている天然の歯にダメージを与えない」「まるで自然の健康な歯のような義歯を取り戻す事が出来る」そして「人工歯根を埋め入れる為、安定性が高く食べ物をしっかりと噛む事が出来る」といった数多くのメリットがある治療法です。

インプラントの平均寿命は?

1-1.インプラントの平均寿命は累積残存率で10年を超えています

日本を含めこれまで世界中の歯科治療で使用されてきたインプラントは、平均寿命が累積残存率で10年を超えています。
これはつまり、「インプラントは定期的なメンテナンスを行えば10年以上は持つ」という事の証明でもあります。
インプラント治療においては、世界で最初に行われた人に対してのインプラント手術で埋め入れたインプラントが40年以上も何の問題もなく機能している事でも知られており、非常に寿命の長い義歯治療という特徴を持っています。

1-2.入れ歯やブリッジの平均寿命は4年から8年

従来の義歯治療である入れ歯やブリッジを用いた治療では、入れ歯の平均寿命がおおよそ4~5年、ブリッジの平均寿命は7~8年という期間となっています。
この数字を見ただけでもインプラントがほかの義歯治療よりも平均寿命が長いという事がお分かりいただけるかと思います。
さらに、入れ歯やブリッジは歯茎の粘膜や残っている天然の歯にどうしても負担がかかるのに対して、インプラントは人工歯根を直接患者様のあごの骨に埋め入れる為、「残っている天然の歯の寿命を縮めない」というメリットもあります。

インプラントにはメーカー保証があります

2-1.インプラントにはメーカーごとに保証期間が設定されています

インプラント治療は成功率が高く寿命も長い義歯治療ですが、トラブルが発生する事もまれにあります。
その為、ほとんどのインプラントメーカーでは各社ごとの「メーカー保証」を設定しています。
インプラントメーカーが設定しているインプラントの保証期間はそれぞれの会社で異なりますが、おおむね「埋め入れから10年前後」の保証期間を設けている会社が多いです。
ただし、このメーカー保証はあくまでも患者様に「歯科医院での定期的なメンテナンスを受けていただく事」が保証を受ける条件となっています。
万が一、埋め入れたインプラントが抜けてしまったり、装着した人工歯が破損して壊れてしまったなどのトラブルが起きた場合でも、保証期間であれば保証の範囲内での治療を受けていただく事が可能です。

注意すべき「インプラントをダメにする原因」とは?

3-1.「インプラント周囲炎」がインプラントの寿命を縮めてしまいます

寿命の長い義歯治療のインプラント治療も、定期的なメンテナンスを怠ってしまうとインプラントがすぐにダメになってしまうケースもあります。

インプラントがダメになる、つまり埋め入れたインプラントが抜け落ちてしまうなどのトラブルの主な原因は、メンテナンス不足により発生する「インプラント周囲炎」です。

インプラント周囲炎は天然の歯で発生する歯周病と症状が似ている病気ですが病気の進行スピードが歯周病よりも速く、歯周病の症状が歯茎などに痛みを感じやすいのに対してインプラント周囲炎は痛みが出にくく症状に気づきにくいという特徴がある為、気づいた時にはすでにインプラントが抜け落ちる寸前、グラグラの状態になっているというケースも少なくありません。

3-2.インプラント周囲炎は早めの治療が必須です

歯周病よりも進行スピードが速いインプラント周囲炎は、放置しても自然に治るという事はありません。
この為、もし埋め入れたインプラントに少しでも異常があると感じたらただちに歯科医院を訪れ、早めの診察と治療を受ける事をおすすめします。

定期的なメンテナンスと毎日のケアがインプラントを長持ちさせます

今回は、「インプラントの平均寿命」と「インプラント治療で受ける事が出来る保証について」お話をさせていただきました。

寿命が長く優れた義歯治療であるインプラント治療も、毎日のブラッシングで行うホームケアや歯科医院での定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、インプラント周囲炎などの症状を発症してインプラントが抜け落ちる、使えなくなるといったトラブルが発生する事もあります。
せっかく埋め入れたインプラントを出来るだけ長く使う為、そしてインプラントメーカーからの保証を受ける為に、毎日の歯磨きによるプラークコントロールを行い、歯科医院での定期的なメンテナンスを受ける事を心がけましょう。

インプラント治療時の笑気吸入鎮静法

ドクターコラム/2016年12月3日

「インプラント治療は手術が怖い」
「手術時の麻酔の痛みが苦手」
「歯医者さんでどうしても緊張してしまうクセがある」

当院では、インプラント治療を受ける患者様に少しでも楽な気分でリラックスしながら治療を受けていただくための「笑気吸入鎮静法」をご用意しております。
笑気吸入鎮静法はおだやかな作用がある麻酔方法の一つであり、インプラント治療を受ける患者様の治療前の緊張や不安、恐怖感などを取り除き、楽な気分で治療を受ける事が出来ます。
今回は、「インプラント治療時の笑気吸入鎮静法」について詳しくご説明をさせていただきます。

笑気吸入鎮静法とは?

1-1.「意識を完全に失わせず」楽に治療を受ける事が出来ます

歯科治療や医療全般で用いられる「笑気」とは笑気ガスの事であり、酸素と亜酸化窒素という成分を混合させて作られています。
笑気ガスは全身麻酔の際にも使われる麻酔ガスの一種です。
しかし、インプラント治療の際に用いる笑気吸入鎮静法においては全身麻酔のように患者様の意識を完全に失わせる、といった事はありません。
笑気吸入鎮静法では全身麻酔に使用する笑気ガスよりも酸素の濃度を増やして麻酔ガスの濃度を30%以下に調整し低くしていますので、麻酔中には完全に意識が失われる事はなく、まるでお酒を飲んでほろ酔い気分になっているような、リラックスした感覚でインプラント治療を受ける事が出来ます。

1-2.治療前に吸入を行う為、麻酔の痛みも感じにくくなります

笑気吸入鎮静法はインプラント治療の際の麻酔注射の前に患者様に吸入していただきますので、「麻酔注射の痛みが苦手」という場合でも安心です。

1-3.治療中の記憶が残りにくくなります

インプラント治療では、患者様によっては手術中の音や身体に伝わる振動が手術後に「嫌な記憶」として残ってしまう場合があります。
笑気吸入鎮静法を用いたインプラント手術であれば、手術中の音や振動をほとんど感じなくなり、まるで夢の中にいるようなリラックスした気分で治療を受ける事が出来ます。
笑気吸入鎮静法を用いた手術では治療後に「何があったのか覚えていない」という患者様も多く、治療前から治療中、そして治療後まで恐怖心を取り除いてくれるのが特徴です。

静脈内鎮静法との違いについて

2-1.笑気吸入鎮静法は静脈内鎮静法よりも排泄が早いのが特徴です

インプラント治療で用いられる麻酔法としては、手術を受ける患者様の静脈内に麻酔薬を点滴で注入する静脈内鎮静法がありますが、静脈内鎮静法は患者様の意識を半ば失わせるという点では笑気吸入鎮静法と同じであるものの、麻酔薬を静脈内に注入する為に投与した麻酔薬の薬剤が体外に排泄されるのに半日程度の時間がかかってしまう為、治療後にはふらふらとしてしまったり車の運転が制限されるなどのデメリットがあります。
その点、濃度の低い麻酔ガスを使う笑気吸入鎮静法では体内に入った麻酔ガスは治療後にはすぐに体外に排泄されますので、治療後の車の運転や食事などにも影響が出にくいというメリットがあります。

笑気吸入鎮静法によるインプラント治療の手順

手順1.治療を受ける患者様の鼻の上にマスクを乗せます。

手順2.患者様に鼻呼吸をしていただき、笑気麻酔の吸入を開始します。
麻酔ガスの濃度は最初は弱くしておき、徐々に濃度を高めていきます。

手順3.笑気麻酔の吸入からおおよそ5分程度経った頃に患者様に鎮静状態が認められた事を確認した上でインプラント治療に入ります。
治療中も笑気麻酔の吸入は継続します。

手順4.治療が終了した後は吸入を止め、意識がはっきりとしてくるまで院内で安静にします。

手順5.ふらふらする、気分が悪いなどの状態がなければ、そのまま帰宅していただけます。
自動車で来院された患者様でも治療後おおむね20分程度で意識は完全にはっきりとしてきますので、安全です。

(※患者様の状態によっては治療後の車の運転や食事を控えていただく事もあります)

笑気吸入鎮静法はさまざまな患者様のケースに対応します

○治療時の麻酔注射が苦手な方

○治療時にお口の中に手を入れられると嘔吐反射が出てしまう方

○歯科医院での治療中にどうしても緊張して身体が硬くなってしまう方

○治療中に貧血状態になってしまった経験がある方

○歯科医院に行く事自体が自体が苦手な方

○過呼吸発作の不安がある方

○高血圧・狭心症・不整脈などの心配がある方

恐怖心を取り除き、リラックスした状態で治療を受ける事が可能です

笑気麻酔を用いる笑気吸入鎮静法は、従来の静脈内鎮静法よりも患者様の体内から麻酔成分が排泄されるまでの時間が短く、インプラント手術を受けた後、すみやかに歩いて帰宅する事も出来、メリットが多い麻酔方法の一つです。
低濃度の麻酔ガスを使用して行う笑気吸入鎮静法は、おだやかな気分でまるで夢の中にいるようにリラックスして治療を受ける事が出来る優れた麻酔法でもあります。
「インプラントは怖い」「麻酔注射が苦手」「治療中の記憶を残したくない」といったお悩みをインプラント治療にお持ちであれば、ぜひ一度、今回ご紹介した笑気吸入鎮静法について当院までご相談ください。