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P処理をしなければインプラントはできない?|新宿インプラントセンター
ドクターコラム/2016年1月15日
インプラントは入れ歯やブリッジなどその他の治療方法に比べ飛躍的に機能性や咀嚼力に優れ、さらには見た目上の違和感や不具合も少ないので、高いレベルでの審美性を誇る非常にクオリティの高い人工歯になります。 通常は処理 インプラントにおいて表面の微細構造を変化させるためにブラスト処理や酸処理などを行っていましたが、 加工技術全体が向上している現代では必ずしもそうした全体でのP処理は必要がなく、ネック部分のみなど一部に加工が施されたものも多くなっています。 このようにP処理の過程もより簡略化されていますが、インプラントが外科手術を伴う非常に大掛かりな治療であることには変わりありません。 またインプラントはその他のブリッジなどの治療と違い、審美目的という意味合いが強く保険適用がされないので、治療を決断する際には高額な治療費に見合うだけのメリットを意識することが必要です。 長く使う歯なので、咀嚼力や見た目など様々な点を十分に考慮する必要がありますが、ほぼ健常な歯の状態を再現出来るインプラントは入れ歯などその他の治療よりもはるかに治療後の満足度や生活の質も高いものなので、ぜひお悩みの方はお選び下さい。 インプラント治療は従来の入れ歯を用いた入れ歯治療やブリッジを用いたブリッジ治療とは異なり、インプラント手術を受ける患者様の顎の骨の中に直接フィクスチャーと呼ばれるインプラント体を埋め込んでゆく外科的処置を行う治療となりますので、インプラント手術を行う前には患者様の歯茎である歯肉の健康状態や顎の骨の骨量や骨の厚みなどを十分に検査して調べておく必要があります。 そしてインプラント手術を行う前には、インプラントのためのp処理と呼ばれる歯周病のケアを治療前に行う事が現在は奨励されています。 P処理とは、ペリオ処置と呼ばれる歯石取りのスケーリング処置などを始めとした歯周病ケアの処置の事を指し、歯石取りのスケーリング処置の他に歯周ポケットへの薬剤注入や薬剤塗布、麻酔処置などの処置がペリオ処置に含まれる事もあります。 P処理をインプラント手術前に行う事は必ずしも必須とは言えませんが、歯周病や歯や歯茎の衛生状態を綺麗に健康な状態にしておく事でインプラント手術時の感染などのリスクを下げる事が出来る他、歯周病に罹っているおそれがある患者様の歯や歯茎の状態をチェック出来るというメリットもありますので、現在は多くの歯科医院でインプラント治療の前のペリオ処置が奨励され実際に処置が行われています。 インプラント治療を行う際には必ずP処理が必要なのでしょうか。 現在、成人の約8割が罹患しているという歯周病は、インプラントを行う際にも重要なチェックポイントであることはたしかです。 歯周病が進行すると、歯茎と歯の隙間である歯周ポケットに歯石がたまりやすくなり、細菌が繁殖します。 この状態のままは、実際のインプラント処置を行う際の仕上がりにも影響しますし、術後に感染症を起こす原因にもなります。 そう考えるとP処理は確実に必要な処置であり、事前に歯科医から患者にその必要性をしっかり説明するべきでしょう。 良い歯科医ならば、手術前だけでなく、手術後も口腔内を適切な状態を保つために重要であると説明するはずです。 なぜなら、インプラントをしたからといってそれで口腔治療が本当の意味で終了するわけではないからです。 インプラント処置後も、以前より増して丁寧な正しい歯磨きと共に、定期検査を受けながらきちんと歯周病にも配慮したお手入れをしなくてはなりません。 アフターケアに熱心な歯科医の下で治療を進めるのが、満足感も高く、かつ長期間良好な状態を保つためにも必要なのです。
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