安すぎるインプラントの危険性

ドクターコラム/2018年8月27日

インプラントは自由診療のため、歯科医院により費用が異なります。一般的な相場として、インプラント1本あたり35~50万円程度と言われていますが、中には激安を謳ったインプラントが存在します。今回はこの安すぎるインプラントに潜む危険性についてご説明いたします。

■安すぎるインプラントとは?

インプラントのおよその相場が35~50万に対し、「インプラント激安!一本10万円!」というような文字を目にした場合、つい心惹かれてしまうことはありませんか。確かにインプラントは高額な治療費を必要とする治療法であり、少しでも安くできればそれに越したことはない、とお思いになる気持ちもわかります。

しかし激安インプラントによる治療を受けたことで、その後様々なトラブルを起こしてしまう危険が高いことは事実です。

■安すぎるインプラントの危険性について

相場から大きくかけ離れた安すぎるインプラントの危険性には次の二つが挙げられます。

  • チタン以外の素材による粗悪品や許可のないメーカーのもの
  • インプラント本体のみの価格提示

まず素材ですが、インプラントの素材は生体親和性に優れている純チタンまたはチタン合金のものが使われます。しかい激安を謳っているインプラント体には、チタン以外の不純物が混ぜられているものがあります。チタン以外の不純物が混ざっていると、骨とインプラント体の結合がうまくいかず、インプラントがグラグラしたり痛みを感じるなどのトラブルが起きてしまいます。

また国産のものであっても、許可が下りていないメーカーのものは危険です。国産と聞くと安心感があるかもしれませんが、許可が下りていないメーカーのもの使用した場合、何かトラブルが起きても保証があるとは限りません。名が知れたメーカーは10年保証などしっかりとしたアフターフォローがありますが、許可のないメーカーはそのような保証がない場合が多く、トラブルの原因になってしまいます。

また提示された金額が、インプラント本体のみの価格の場合が考えられます。インプラントにはレントゲン撮影やCTなど各種検査、麻酔、衛生管理や手術費用など色々な項目が含まれています。インプラント治療は、一定以上の設備や検査項目が整ってはじめて行われなければいけません。

安すぎるインプラントの場合、このような項目が含まれていないことが考えられ、インプラント治療後に様々なトラブルが起きてしまうことが予想されます。

安すぎるインプラントには必ず危険が潜んでいます。インプラントは歯科医院選びが最も重要です。激安に惑わされず、設備や環境が整っており、適正な価格を提示する歯科医院を選ぶようにして下さい。

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